縁切寺の今昔(いまむかし)展

2013.08.22

 

満徳寺へ駆け込む女の図(高木侃『縁切寺満徳寺の研究』より)

 

東慶寺 松岡宝蔵にて開催中

・会期:平成25年9月29日(日)まで ※月曜休館(祝祭日は開館)

・時間:9時半~15時半

・入館料:300円(入山料別途)

 

 

駆込み寺、縁切り寺として知られる東慶寺。

その歴史は弘安8年(1285)、開山の覚山尼(かくさんに)によって始まったとされています。東慶寺の旧記には覚山尼の言葉として、

 

「不法の夫にも身を任せ候事も尋常に候えば、事により女の狭き心よりふと邪(よこしま)の心差詰めたる事にて自殺抔(など)致し候もの有之、不便(ふびん)の事に候間・・・」

とあります。女と申すものは不法の夫にも身を任せることが多い。そうすると、女の狭き心にてふと邪の思い立ちで自殺などするものが出てくる。それでは不憫だから、はやまって自殺などしないでこの寺へ駆け込みなさい、というものです。

こうして覚山尼は、寺に駆け込んだ女性は足掛け三年、二十四か月の寺入り生活を済ませた後、晴れて離縁が成立するという、女人救済の縁切り寺法を作り、明治4年までこの寺法は引き継がれました。

この制度が活用されたという歴史的な資料は江戸時代のものが最も古く、資料によって多くの女性の素性や駆け込むまでのいきさつ、その後の夫側とのやりとりが明らかになっており、東慶寺が所蔵する縁切り関係の古文書は全て重要文化財に指定されています。

本展は、もう一つの縁切寺、徳川満徳寺(現群馬県太田市)の資料館名誉館長で、近世の離婚研究がご専門の高木侃先生監修により、先生ご所蔵の満徳寺縁切り文書や三くだり半の数々もあわせて展示、専門家ならではの切り口で江戸時代の縁切り事情を紐解きます。

 

【ギャラリートーク】

■9月21日(土) 11時~12時、 13時~14時 (2回開催)

予約不要、松岡宝蔵へ直接お越しください。

 

 

【記念講演会】※終了しました

■8月18日(日) 「三くだり半の世界」 13時~15時、要予約

■お申し込みは東慶寺まで: TEL:0467-33-5100 / info@tokeiji.com

 

本展監修の高木侃先生をお迎えし、世界に二つの縁切寺、東慶寺と満徳寺の比較や事例、さらに様々な離縁状についてお話しいただきます。

ギャラリートークでは、展示物を前に駆け込みのいきさつや背景、文書の読み方などを詳しく解説していただきます。
基本情報
会員名 松岡山 東慶寺
TEL 0467-33-5100
※お問い合わせの際は「鎌倉INFOを見て」と
お伝えになるとスムーズです。
FAX 0467-22-7815
郵便番号 〒247-0062
住所 神奈川県鎌倉市山ノ内1367
ホームページ http://www.tokeiji.com/
アクセス JR横須賀線北鎌倉駅徒歩4分
駐車場 なし
拝観時間 8:30~17:00
(11~2月は8:30~16:00)

※2017年3月1日より拝観時間が下記の通り変更になります。
 8:30~16:30 (10~3月は16:00)
お休み 無休
カテゴリー
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