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鎌倉五山と禅宗文化

鎌倉の寺は味わい深いが、いわゆる「鎌倉五山」をはじめとする禅宗寺院には独特の凛とした空気がただよう。

「五山」とは建長、円覚、寿福、浄智、浄妙寺の五カ寺。いずれも栄西禅師が開いた禅の教え、臨済宗の寺である。五山の制度とは各寺の格を定めるもので、北条氏が中国にならってはじめたとされる。最初は明確ではなかったが、鎌倉幕府が滅びたのち、京都を中心とする順位が定められた。京都の南禅、東福、建仁寺と鎌倉の建長、円覚寺で五山とされた時代もあった。現在の五山の順位が定められたのは室町期、足利義満の時代のことである。

禅宗の隆盛は、個性豊かな文化芸術を育んだ。いわゆる「禅宗美術」もその一例。建長寺の伽藍配置や円覚寺舎利殿に代表される建築はじめ、水墨画などの絵画、頂相(高僧の肖像)彫刻などさまざまな分野で花開いた。五山の寺にそれらを訪ねてみるのもいいだろう。

建長寺三門
建長寺三門

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