大船高校新聞委員会 取材「鎌倉はんこ」

2016.09.23


 

鎌倉駅から御成商店街を通り、三分ほど歩いて角を曲がると
「鎌倉はんこ」の暖簾が見えてくる。
駅からほど近い距離にあるこのお店に、今回は取材した。

店主の月野さんの祖父が1951年に関西で印鑑専門店を創業された。
三代目の月野さんは一般の会社に就職したものの、
印鑑の奥深さに魅了され、大好きな鎌倉でこのお店を営んでいる。

「一生大切に使ってもらえる印鑑」を目指して彫刻している。





「鎌倉はんこ」で取り扱っている印鑑の材質は4種類。
天然石・角・木材・プラスチックから素材を選ぶことができるのだ。
文字の印影を一番綺麗に出せるのが象牙などの角。
また、樹齢60~70年の木から作る印鑑は耐久性に優れ、使えば使うほど手に馴染む。
プラスチックは手頃な価格で持ち手のデザインも豊富である。
これらの素材は全て印鑑として加工する前に、地元の神社で祈祷される。

縁起の良さの理由はもちろんこれだけではない。
吉相八方位という昔ながらの手法を大切にしているのだ。





印鑑の縁には八方に分けられた場所ごとに意味があり、
その中から自分が最も大事にしたい運勢を選ぶ。
その部分と名前との共有部分を太くし、
強調することで運気上昇を期待できるという姓名鑑定法だ。

それに加え、姓名の画数から八方位学を用いて吉相になるように印面を作成する。
これには細かい決まりがあり、印鑑一つひとつが計算し尽くされた設計となっている。
名前の文字数が多い人もいれば、大事にしたい運気は8つ全てだと答えるお客さんもいるため印面を考えるのは大変だ。

それでも月野さんは「一生のうちに印鑑を作る機会は一度か二度。お客さんにとって宝物となるものだから心を込めて作っている」と意気込んだ。

このお店では「手作りの印鑑体験」も実施されており、
自分で印面を考えその通りのデザインの印鑑を作ってもらうことも可能である。
昔ながらの製法を知り、貴重な体験をするのもよい。

 
<編集後記>はんこ作りしてみたいです。
大船高新聞122号を10月中旬に発行予定です。

 

取材協力「鎌倉はんこ」

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